著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

VTR解析システムが「ゴミ箱ボッコン伝達」とはNASAけねえ

公開日: 更新日:

 メジャーリーグのヒューストン・アストロズが相手投手のサイン盗みをやっちまって大騒ぎになってる。GMと監督がクビになって、当時アストロズのベンチコーチとしてサイン盗みを取り仕切ったとされるレッドソックスのコーラ監督もクビになった。こ~ら大ごと。

 外野から相手投手と捕手のサインを動画撮影してベンチ裏のVTR解析システムで即座に直球か変化球か予測し、バッターに伝える方法が、な、なんとベンチのゴミ箱をひっぱたいてたんだト。

 NASAのお膝元、宇宙の街ヒューストンだぞ。なんかもうちっと、ピポパポとか、ピコ~ンピコンとかサ、ポワンポワワワ~ンとかサ(言ってる意味分かるよね?)、こう、最先端の宇宙開発技術を使ってたかと思うダロ?

 せっかく外野で、NASAとNHKが共同開発した8K高精細カメラとかで撮ったんだろ? それをベンチ裏でNASAと日立が共同開発した最新映像処理分析システムとかフル稼働させて、火星探査にも使ってるNASAが誇る最高速演算処理コンピューターとか導入して99・879%まで確率を上げて導き出した予測「次は直球だと思うヨ」という機密情報を打者に伝える段になって最後の最後に「ゴミ箱ぶっ叩く」ってサ、そこんとこどうにかならなかったのかね? 最後の最後で、人間がさ、「ゴミ箱ボッコン1回で直球ね、2回で変化球ダヨ」って、NASAけねえったらないぜ!

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」