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佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

タイサッカー界にニッポンムーブメント 日本人監督対決も

公開日: 更新日:

 間違いなく知らないだろうとは思ったが「東京ヴェルディが心のクラブだ」と一応答えてみたらさあ~大変。「今は2部だけど一時代を築いた古豪だな」というリプライに全身が痺れた。極東国の蹴球事情までも抑えているあたり、さすがはフットボールの母国出身者だなと感心する。

■両チームのコーチも日本人

 そしてこの日、私の気持ちをここへと向かわせたのが、開幕カードのサムットプラカーンシティFC(以下、サムットプラカーン)―チェンライ・ユナイテッド(以下、チェンライU)戦の日本人監督対決だ。

 サムットプラカーンは2016年Jリーグ最優秀監督賞ホルダーである石井正忠(元鹿島アントラーズ監督)、チェンライUはタイ歴が長く地元サッカーに精通した滝雅美(元タイ・ホンダFC監督)、今季ふたりの日本人指導者が就任したことで実現した。

 試合前、視察に訪れた西野朗・タイ代表監督と石井監督の談笑する光景を目にして一瞬、ここがタイであることを忘れてしまう程の錯覚を覚えた。 やっぱりここへ来て良かったんだ、と感じた瞬間、日本人ジャーナリスト冥利に尽きる思いがわいた。

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