“犬猿の仲”の本当の関係 野村監督は長嶋監督嫌いだった?

公開日: 更新日:

 ヤクルト就任の年、長嶋一茂3年目。キャンプで野村監督、一茂を絶賛した。「すごいパワーや。関根さん(前監督)がホレこんだのもわかるわ。これで4番は決まりや」とまで公言した。

 就任1年目のキャンプで、どの選手に最初に接触するか、報道陣が注目する中、野村監督は一茂のフリー打撃をネット裏で観察、「いち、に、ホイ、そうや!」と声をかけた。父親の挨拶には不満でも、一茂の評価には影響していない。マスコミ受けを狙っての「一茂4番」だったかもしれないが、根っこのところでは野村監督、長嶋茂雄にあこがれていた。それがこの発言に表れたと思う。

 一茂はエリート。父親譲りでマスクもよく、努力の必要なく客を呼べる選手。「おれなあ、ヤジ飛ばされた。藤山寛美やて。似とるか?」と笑ってぼやく野村監督には、一茂4番は「プロは人気商売」からみて、理想的だったに違いない。

 これはしかし、一茂の腰引きが直らず挫折。野村監督はキャンプ終了後、無念そうに言った。

「外人のコーチに聞いたんやがな、言うとったわ。球を怖がる、それを直すことだけは、コーチにはできん、とな」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 2

    ド軍指揮官が佐々木朗希に「計算できない投手は要らない」…正念場のカブス戦で怖い「魔の三回」

  3. 3

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  4. 4

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  5. 5

    日本ハム伊藤大海が受けた甚大被害 WBC「本当の戦犯」は侍ジャパンのベンチだった!

  1. 6

    星野仙一監督は誰よりも自分を慕っていた牛島和彦をトレードの弾に、落合博満を手に入れた

  2. 7

    ロッキーズの菅野智之「放出」は時間の問題か…古巣オリオールズの“買い戻し”に現実味

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    佐々木朗希に芽生えた“かなりの危機感”…意固地も緩和?マイナー落ち、トレード放出に「ヤバいです」

  5. 10

    最下位転落の日本ハムに影落とす新庄監督の「堪え性のなさ」…日替わり打線で持ち味を生かせず

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一(8)床に頭をつけて借金取りに謝る母親の姿を見てぼろぼろと涙がこぼれた

  2. 2

    「嵐」活動終了1カ月前に報じられた大野智の"過去"…アイドル業で潰されたプライベート…結婚と今後

  3. 3

    星野仙一監督は誰よりも自分を慕っていた牛島和彦をトレードの弾に、落合博満を手に入れた

  4. 4

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  5. 5

    日本ハム伊藤大海が受けた甚大被害 WBC「本当の戦犯」は侍ジャパンのベンチだった!

  1. 6

    高市政権また老人イジメ…財務省が高齢医療「3割負担」早期引き上げ提言、政府「骨太の方針」への明記も

  2. 7

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  3. 8

    ガソリン補助金限界でも「節約は不要」と…引くに引けない高市首相「大言壮語」の呪縛

  4. 9

    小室圭さん&眞子さんの「子供の性別」を特定したNYポストが「baby」「child」 に修正

  5. 10

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか