広島“忘れられた元ドラ1”高橋大樹の開花に首脳陣ニンマリ

公開日: 更新日:

 広島ドラフト1位右腕、森下暢仁(明大)が先発ローテーション入りに大きく前進した。

 開幕カードの相手となる1日の中日戦に登板して3回1安打無失点の好投。140キロ台後半の直球を内外角に制球良く投げ込み、レギュラークラスが名を連ねる中日打線を手玉に取った。MAXは150キロ。他球団スコアラーも「変化球の精度もいいし、先発ローテーション入りは決定でしょう。最低でも2ケタは勝つんじゃないか」と太鼓判である。

 佐々木、奥川で沸いた昨秋ドラフトでも、「即戦力なら森下がナンバーワン」と12球団のスカウトが口を揃えた逸材だ。地元放送局関係者が、「首脳陣の頭の中ではすでにローテの中心にという位置づけ。むしろ、首脳陣の目を引いたのはこちらでしょう」というのが、途中出場した外野手の高橋大樹(25)である。

 五回裏の守備から入って、七回の第1打席で左翼へソロ本塁打。九回にも2打席連続となる2ランを左翼へぶち込んだ。

 2012年のドラフト1位で入団。走攻守の三拍子が揃った将来の主軸候補と期待され、ドラフト2位で高卒同期の鈴木誠也以上の評価を受けていた。が、7年間で一軍出場は35試合のみ。崖っぷちに立たされて迎えた8年目の今季、手薄な右の代打候補としてキャンプから好調を維持している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ