ドーピング検査困難…東京五輪は稀代の“薬漬け大会”になる

公開日: 更新日:

 今後も、世界各国で感染拡大が続き、外出禁止などの制約が続けば、ドーピング検査は不可能だ。WADAでは全てのトップアスリートに、練習場所や遠征先などの居場所確認を義務付けている。抜き打ち検査を行うためだが、現状では多くの選手が活動を停止しており、アスリートの所在を特定するのは極めて困難だ。仮に居場所が掴めても、検査官は外出もままならないため、選手と接触することができないのだ。

 WADAは昨年12月、国家ぐるみでドーピングに手を染めていたロシア選手団を4年間、主要国際大会から除外することを決定した。過去に違反歴のない潔白な選手に対して個人資格での出場を認めるなど、ドーピング撲滅に厳しい姿勢を見せている。

 過去の大会で最多違反者は12年ロンドン五輪の127人(日本時間25日時点)。事前検査がずさんになりかねない今大会は、期間中のドーピング検査によって陽性反応を示す選手が続出しそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?