甲子園交流試合で“買い”のチームは? プロスカウトが分析

公開日: 更新日:

 春のセンバツに出場予定だった32校が甲子園で1試合ずつ行う「甲子園高校野球交流試合」の組み合わせ抽選会が、8日午後5時からオンラインで実施される。

 日本高野連と各校をビデオ会議システムでつないで、まず、対戦カードを決定。試合日(8月10~12日、15~17日の計6日間)や試合順(第1試合とか第3試合とか)は、主催者が都道府県独自の代替大会との兼ね合いをみて決める。

 各校とも1試合ずつしかやらない変則大会で勝つのはどんな学校か。

「春先からコロナ禍の影響で各校は休校に。中には3カ月ほど休んだ学校もあり、その間、部活動を中止せざるを得なかったところが多い。特に公立は厳しく、活動を制限された。高3の春先といえば、個人にとってもチームにとっても伸び盛りの時期。この期間に野球ができなかったハンディは大きいですよ」と、パ・リーグのスカウトはこう続ける。

「それでも私立は比較的、融通が利いた。休校中にもかかわらず、こっそり練習をしている学校もあるにはあったが、都市部の学校は実際問題、難しい。ライバル校やうるさい父母から『休校中なのに野球部が練習をするのはおかしいだろう』と通報されますからね。隠れてタップリ練習ができたのは、例えば山の中とか人里離れた場所にあるグラウンドを使える地方の私立です」

 地方の私立校は「買い」というのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?