阿炎“キャバクラ引退届”の謎 錣山親方の暴走に協会も困惑

公開日: 更新日:

「時期が悪かったとはいえ、言ってしまえばキャバクラに行っただけ。これで引退する必要なんてありませんよ」

 5日に引退届を提出した阿炎に関し、ある親方が首をかしげる。

 7月場所中のキャバクラ通いがバレて、謹慎中の阿炎。新型コロナ対策に神経を割いていた協会が、軽率な行動に激怒したのは確かだ。阿炎の処分については、6日の理事会で話し合われる予定。

 冒頭の親方は、「聞いたところによれば、執行部も引退勧告なんてさらさら考えてなかったそうだ」とこう続ける。

「1場所出場停止処分とか、せいぜいそれくらいだったはず。にもかかわらず、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)が引退届を持ってきてしまった。考えてみれば、おかしな話だよ。仮に阿炎が土俵を去ることで不始末の責任を取ろうとしたとしても、親代わりである師匠が厳しく指導したうえで説得し、引き留めるのが普通だ。にもかかわらず、錣山さんは『とりあえず本人がこう言っているから……』と、いきなり引退届を持ってきて、協会に弟子の処遇を丸投げしてしまった。責任放棄の末の暴走だよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち