バイエルンが7年ぶり欧州CL制覇 “金満”パリSG下し完全優勝
新型コロナ禍の影響で異例の長期戦となった欧州CLの決勝は、7年ぶりの優勝を狙った独バイエルン・ミュンヘンが初の決勝進出となった仏パリ・サンジェルマン相手に1―0で逃げ切り、6回目のCL王者の称号を手にした(日本時間23日午前4時キックオフ)。
バイエルンの伏兵が値千金のゴールを奪った。
バルセロナを8―2で粉砕した準々決勝、リヨンを3―0で退けた準決勝ともに<同じ先発メンバー>だったが、決勝の大舞台に<ベンチ要員が一人だけ>スタメンに抜擢された。それが仏代表FWのコマンである。
後半14分、右サイドからのクロスをファーサイドのコマンが強烈ヘディングシュート!このゴールは、絶対的エースFWレバンドフスキ(ポーランド代表)の<好アシスト>も見逃せない。
■金満パリCG ネイマール落胆
パリSGのDFは、自ゴール前でデンと構えていたレバンドフスキへのマークに集中するあまり、左サイドから飛び込んできたコマンに気付くのが遅れ、右サイドネットに叩き込まれた。しかし、パリSGのDFは責められないだろう。今シーズンのレバンドフスキは、ドイツ1部とドイツ杯で得点王のタイトルを獲得し、欧州CLも準決勝までに15ゴールを量産して得点王レースを独走中。トリプル得点王のストライカーに気を取られるのも当然なのだ。