堂安律のドイツ1部強豪フランクフルト移籍決定!日本代表FWでの立ち位置は変わるのか
ドイツ・ブンデスリーガ1部のフライブルグ所属の日本代表MF堂安律(27)が、来季2025-26年シーズンを新天地で迎えることになった。
同じドイツの強豪フランクフルトが現地7日、堂安を獲得したことを正式に発表したのだ。
22年にフライブルグ入りした堂安は、昨シーズンの独1部リーグ全試合に出場して10得点、9アシストの好成績を残し、国内の大手メディア「ビルド」を筆頭に「フランクフルト移籍が秒読み段階」と報じられていた。
契約は30年6月までの5年間。移籍交渉では、移籍金として45億円を譲らないフライブルグ、25億円で商談を成立させたいフランクフルトが綱引きを繰り返し、最終的には「移籍金35億円」「加入後の成績によって追加ボーナスを支払う」ことで決着した見込みだ。
1899年に設立されたフランクフルトは、ドイツを代表する国際金融都市を本拠とする人気クラブ。独1部優勝、UEFAチャンピオンズカップ(現欧州CL)制覇歴もある。低迷した時期もあったが、元日本代表主将のMF長谷部誠が14年に入団して以降、安定した成績を収めて21-22年シーズンは、UEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)優勝を果たした。
ちなみに長谷部は、23-24年シーズンの開幕戦に39歳214日で出場して「クラブの独1部最年長出場記録」を更新した。このシーズンを最後に現役を引退したが、現在もフランクフルトに籍を置き、21歳以下のチームのコーチを務めている。クラブのレジェンドである長谷部の有形無形のフォローは、堂安にとって大きなバックアップになるだろう。