広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由

公開日: 更新日:

 熱狂的な広島ファンである兄の智彦さんは、かつてプロへの憧れがあったというが、高校では部活動禁止の特進クラスへ進んだため、夢を断念した過去がある。

「だから弟に希望を託しました(笑い)。それからというもの、隆太郎の試合があると、必ず観戦に行って動画を撮る。そして素人ながらアドバイスをしていました。弟が高校1年生の頃、智弁和歌山と和歌山県で練習試合があった時には、僕も東京から新幹線で駆けつけたほどです(笑い)。プロになった今でも、弟が出場した全試合を録画して、打席の動画を送っています。また、これはお坊さんならではのことですが、今年の3月には、活躍できるようにと祈祷をして、数珠をプレゼントしました」(智彦さん)

 身長167センチ、体重70キロと小柄ながら、50メートルを5・7秒で駆ける俊足、遠投115メートルの強肩を持つ。昨季は二軍で89試合に出場し、打率・300で23盗塁を記録。今年は、同い年でドラフト1位入団の小園海斗より早く一軍からお呼びが掛かった。

 明美さんは言う。

「あんまり本人からは連絡をくれないんです。用事がある時くらい。私の方は、隆太郎が高校生の頃から手紙を書いていますが、『ありがとう』ってメッセージが返ってくるだけ。やっぱり寂しいです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」