巨人菅野「最多勝」で有終の美も…唯一の心残りは“古女房”

公開日: 更新日:

 巨人菅野智之(30)のプロ野球記録に並ぶ開幕投手からの12連勝は持ち越しとなった。

 22日の広島戦。2点を先制してもらった四回、長野に3ランを浴びて試合をひっくり返されたものの、五回の岡本の逆転2ランで勝利投手の権利が転がり込んだ。1点リードの九回に抑えのデラロサが同点に追いつかれ、12勝目はお預けとなったが、8回125球を投げて6安打3失点で粘った。

 それでも無傷の11勝。最多勝は確実でMVPも濃厚だ。このオフには球団にポスティングシステムを直訴し、思い残すことなくメジャーへ旅立てるというものだ。ただ、気掛かりなことがないわけではない。同学年で長年バッテリーを組んできた捕手の小林誠司(31)のことである。

 さるチーム関係者がこう言った。

「開幕早々に小林が左尺骨骨折で長期離脱したこともあって、菅野は今季、開幕戦以外の全試合で東海大の後輩・大城とコンビを組んでいる。大城は打撃優先型の捕手。まだまだとされるリード面について菅野は『指導してやって欲しい』と首脳陣に頼まれています。菅野は前回のお立ち台で『リードはあんまりだったけど、バッティングで取り返してくれた』と言ってファンを笑わせた。これが今の大城の立ち位置を表しています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」