箱根駅伝は開催決定も 選手が強いられる“ピリピリの8週間”

公開日: 更新日:

 無事にその日がやってくるとは限らない。

 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)は5日、例年と同じく来年1月2、3日に大会を開催することを発表した。

 しかし、これでひと安心とはいかない。関東学連が「教科書」にしている日本陸上競技連盟が定める「ロードレース再開についてのガイダンス」には、「大会開催日の3週間前の時点、もしくはそれ以降にPCR検査もしくは抗原検査で陽性反応があった場合、当該選手は参加を辞退するまたは、主催者による出場権利の取り消しを行う」とある。

 人一倍気を付けている者でも感染するのが、新型コロナウイルスのやっかいなところ。自分が感染して走れなくなるのも残念だろうが、チーム内でクラスターが発生すれば学校の出場辞退は避けられない。

「例年ならこれから選手たちは、マスコミ取材や大学内でもチヤホヤされる時期。今年はコロナ禍で浮かれる者などいないとは思うが、12月は年末やクリスマスの雰囲気で気が緩みがちだ。繁華街だけでなく、感染対策をしていない飲食店にも行かないでもらいたい」(出場大学のOB)と、懸念する声もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾