箱根駅伝は開催決定も 選手が強いられる“ピリピリの8週間”

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 無事にその日がやってくるとは限らない。

 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)は5日、例年と同じく来年1月2、3日に大会を開催することを発表した。

 しかし、これでひと安心とはいかない。関東学連が「教科書」にしている日本陸上競技連盟が定める「ロードレース再開についてのガイダンス」には、「大会開催日の3週間前の時点、もしくはそれ以降にPCR検査もしくは抗原検査で陽性反応があった場合、当該選手は参加を辞退するまたは、主催者による出場権利の取り消しを行う」とある。

 人一倍気を付けている者でも感染するのが、新型コロナウイルスのやっかいなところ。自分が感染して走れなくなるのも残念だろうが、チーム内でクラスターが発生すれば学校の出場辞退は避けられない。

「例年ならこれから選手たちは、マスコミ取材や大学内でもチヤホヤされる時期。今年はコロナ禍で浮かれる者などいないとは思うが、12月は年末やクリスマスの雰囲気で気が緩みがちだ。繁華街だけでなく、感染対策をしていない飲食店にも行かないでもらいたい」(出場大学のOB)と、懸念する声もある。

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