阪神がまたすがる韓国ルート MVPと20勝右腕は活躍できる?

公開日: 更新日:

 ボーアをクビにした阪神は今オフの助っ人補強で、今季韓国KT所属の2冠王メル・ロハス・ジュニア(30)と、斗山所属の20勝右腕ラウル・アルカンタラ投手(27)をリストアップしているという。

 ロハスは189センチ、102キロの両打ち外野手。これといった穴がないパワーヒッターで今季は47本塁打、135打点で2冠。2年前にも43本塁打、114打点、18盗塁を記録。アルカンタラは、150キロ超の速球にツーシームとチェンジアップが武器。今季31試合に登板し、20勝2敗、防御率2・54の好成績を残した。

 阪神は近年、韓国球界で実績のある助っ人を何人も獲得している。13年オフは韓国代表右腕の呉昇桓。17年オフには2年連続3割、30本、100打点のウィリン・ロサリオ(ハンファ)を取り、今季もキウムで打率・305、28本塁打、113打点のジェリー・サンズを入団させた。

「阪神は韓国ルートにかなりの自信を持っているようです」と、韓国球界関係者がこういう。

「毎年NPBのスカウトは、黄金週間直後に韓国に視察にくる。少しでも目立った選手がいれば夏に再びやってくる。本気で取る気になったら9月に球団幹部を連れてきます。代理人は日本の球団から好条件を引き出したいので、争奪戦になれば資金力のあるソフトバンク巨人、阪神が有利です。昨オフSKから巨人に移籍(2年約7億円)したサンチェスも、早くから目をつけていた球団があったが手を引かざるをえなかった。そんな事情から、ソフトバンク、巨人、阪神は韓国にいる助っ人の情報量が多いのは事実です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘