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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

巨人がDeNA梶谷と井納を獲得 消え失せた強者の憎たらしさ

公開日: 更新日:

■90年代の阪神暗黒時代

 この感じ、私は古い虎党だから90年代の阪神暗黒時代を思い出してしまう。あのころ、あまりに弱すぎた阪神は少しでも強くなりたくて、FAなどで他球団のベテラン大物選手を獲得しまくった。高橋慶彦、松永浩美、石嶺和彦、山沖之彦、大豊泰昭……けれど、どれも成功しなかった。必死に補強したけど一向に強くならなかったから、補強しすぎで見苦しいなどと批判されることはなかった。むしろ、かわいそうな弱者を見るような目を向けられていた。

 今年の巨人にはそんな弱者のみじめさが感じられる。強者の憎たらしさはどこへ消えたのか。

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