翠富士一成の最大の武器は「肩透かし」技との相性が抜群

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「翠富士は母子家庭。昔はあまり良くない意味で“ヤンチャ”だったそうで、本人も『母親には迷惑をかけたから、親孝行をしたい』と常々話している。ちなみに伊勢ケ浜さんも近大を中退。故郷青森に戻ってから角界入りと、経歴が似ている。そんな親方だからこそ、翠富士の気持ちもよく理解できたのではないか。実際、中退後も相撲への情熱を失っていませんでしたからね」(タニマチ筋)

 翠富士が伊勢ケ浜部屋に入門した2016年当時は、まだ暴行事件を起こす前だった元横綱日馬富士や、照ノ富士、安美錦(現親方)、宝富士ら多士済々。幕下ではやや足踏みをしたとはいえ、十両を4場所で通過し、今場所新入幕を果たした。

 上位力士の肩をバンバン透かし、土俵に波乱を巻き起こせるか。

▽翠富士一成(みどりふじ・かずなり)
●本名は庵原一成
●1996年8月、静岡県焼津市出身
●171センチ、114キロ
●最高位は現在
●四股名の由来は磨けば 磨くほど光る翡翠から

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