ブ軍今季もホームレス…待ち受ける猛暑と長距離移動の試練
メジャーで唯一、カナダ(トロント市)を本拠地としているブルージェイズが今季も長期出張を強いられる。
カナダ政府による入国制限を受けて昨季はニューヨーク州バッファロー市でレギュラーシーズンを実施したが、今季はキャンプ地フロリダ州ダンイーデンを仮の本拠地にするという。
地元紙「トロント・サン」が21日(日本時間22日)に伝えたところによれば、今季は傘下1Aの本拠地「TDボールパーク」を暫定ホームとし、開幕から最大2000人の有観客で実施する。すでに地元自治体とは合意に達しているという。
昨季のブルージェイズは自宅に帰ることも許されないシビアな環境にもかかわらず、32勝28敗の勝率.533でア・リーグ東地区3位に入った。逆境をはね返して2016年以来4年ぶりのポストシーズン進出を果たしたが、今季は、さらに厳しい戦いが待っている。
夏場のダンイーデンは気温30度を超える猛暑日が続く。昨季は同地区同士の対戦に限られたが、今季は通常通り、他地区との試合も組まれているため、長距離移動にも耐えなければならない。
今オフ、大型補強を敢行したブ軍は夏場に失速しかねない。