マー君の幸運は野村克也氏と“お荷物球団”に巡り合えたこと

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 田中入団時の楽天は05年に新規参入したばかり。07年までの2年間はダントツの最下位の「お荷物球団」だったが、田中が入団した年にリーグ4位に浮上している。

 田中は1年目からリーグ最多の28試合に先発し、11勝をマーク。新人王を獲得したが、プロ初先発から3試合連続でKOされている。野村監督がガマンして使い続けたことが実を結んだといえよう。当時の巨人ソフトバンクのように戦力が豊富なチームだったら、1年目から一軍でフル回転することはなかったかもしれない。田中自身、「野球人生における最大の幸運のひとつ」と言ったように、クジ引きで野村氏がいた楽天に入団できたことはまさに僥倖だった。

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