Tシャツを手にニッコリの彼女は、さいたま市のボートレーサー前田紗希選手(27)。コロナ禍で多くの家庭が生活苦に陥っていると知り、昨年9月から仲間と、選手たちの寄せ書きなどをプリントしたチャリティーTシャツを作って販売している。目標はボートレース場に「子ども食堂」をつくること。
実際の「子ども食堂」を見てみると、少ない人数で開いているところが多い。そこで「ボートレース場なら大規模にできるのでは」とひらめいた。家族で集える場所にし、それをきっかけにレースを見てもらい、ボートレースの魅力も伝えたいという。