サッカーOA枠は守備要員のみ トップ下に「MF鎌田」待望論
東京五輪に出場するU-24(24歳以下=1997年1月1日生まれ以降選手)代表メンバー18人が22日に発表される。
その五輪代表チームには、年齢制限のないオーバーエージ(OA)枠があり、32歳DF吉田、31歳DF酒井、28歳MF遠藤の選出が既定路線。当初はA代表1トップの31歳FW大迫が有力視されていたが、本大会でフランスなど強豪と戦うのに「何よりも専守防衛と森保A代表監督が大迫を外して酒井を選ぶことを決断した」(サッカー関係者)。
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だが「A代表のトップ下・MF鎌田(24=1996年8月生まれ)に加わって欲しい」という声が五輪世代の選手から出ているともっぱら。
「6月のU-24代表日程でFWとして招集された4選手の中で鹿島・上田と横浜M・前田が代表入りし、鳥栖・林とFC東京・田川が落選と言われている。いずれにしても大迫とは総合力で見劣りする。『周りの攻撃系選手の持ち味を生かしたラストパスが出せ、局面に応じて自らシュートに持ち込むスキルも素晴らしい』というのが鎌田の評価。守り倒して0-0ドローでも勝ち点は1。やはりゴールを奪って勝ち点3を狙わないと決勝トーナメント進出は厳しくなる。それが“鎌田が必要”という声につながっている」(前出の関係者)
それだけ、チーム内でも攻撃陣に対する不安が大きいということだ。