東京五輪は“無法地帯”開催へ一直線!「濃厚接触者も出場可能」ならルールはなし崩し

公開日: 更新日:

■不正や隠蔽の温床になる恐れ

 今年5月にクラスターに見舞われたプロ野球広島の例でもわかるように、選手からコロナ感染者が出れば、コーチやチームメートに感染が広がったり、濃厚接触者に認定される可能性が高い。コンタクトスポーツなら対戦相手もその恐れが出てくる。内閣官房の担当者に限らず、政治家や組織委の人間が真顔で筋の通らないことを言うのは、ルールを厳しくすればするほど、競技が成り立たない恐れが出てくることを分かっているからだろう。

IOCや政府、組織委は、なし崩し的にルールを緩めかねません」とは、放送関係者。

「選手は抗原検査を毎日受けますが、ドーピング検査とは違い、検査の検体となる唾液は各選手団のコロナ対策責任者による監督のもと、選手の各部屋などで採取する見通し。密室ゆえに、他人の唾液を入れるなど不正の横行が懸念されている。仮に濃厚接触者が大量に出ようものなら、“隠蔽”しようとしてもおかしくない、という声すらありますから」

 ただでさえ「バブル方式」の穴を指摘する声がある中で、「東京無法地帯」はすぐそこまで来ている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも