【競泳】無冠の瀬戸大也が現役続行 今後は海外でコツコツと賞金稼ぎの旅

公開日: 更新日:

「自分の競技人生はまだ続くので、応援してよかったと思われるように成果を出したい」

 30日の200メートル個人メドレーで100分の5秒差で表彰台を逃し、まさかのメダルなしに終わった競泳男子の瀬戸大也(27)が、早くも雪辱を誓った。

【写真】この記事の関連写真を見る(10枚)

「(2024年パリ五輪までの)3年は苦しい生活になるが、食らいついていきたい」と話す瀬戸はメダル奪還を狙って今後、海外に武者修行に出ることになりそうだ。

 自身の不倫騒動で信頼を損ね、複数の企業からスポンサー契約を打ち切られた。プロとしての活動費用もままならなくなる可能性もあるが、食いぶちのアテはある。

 海外のプロスイマーが参戦する競泳のW杯だ。この大会は毎年8月から11月にかけて行われ、開催年によって異なるものの、欧州やアジア、豪州などの5~10都市を転戦する。各レースの優勝賞金は1500ドル(約16万5000円)で、順位に応じた金額が6位まで支給される。さらにタイムによるポイントが算出され、6位までの選手にボーナスが支払われるほか、シーズンランキングトップの選手には10万ドル(約1100万円)が用意されている。世界新記録ボーナスなども含めれば最も多い選手で3000万円近くを稼ぐという。

 日本代表選考会を兼ねた全日本選手権が行われるのは毎年4月。W杯は日本のシーズンとかぶらないため、瀬戸が参戦するのはスケジュール的に可能だ。

 瀬戸は海外の賞金レースでひっそりと腕を磨くことになるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較