東京五輪銀メダル稲見萌寧「一番の目標は永久シード」止まりの残念至極

公開日: 更新日:

 しかし、今の稲見にその気はないようだ。五輪の会見では次のように語っていたからだ。

「現状は(海外挑戦は)考えていない。日本でずっと頑張って永久シードを取りたいというのが一番の目標。コロナの状況ではなかったら、単発で(海外)メジャーは出させてもらえたら」

 それを聞いた元ツアー関係者はこう言う。

「永久シードは30勝以上が条件。樋口久子、大迫たつ子、涂阿玉、岡本綾子、森口祐子、不動裕理の6人しかいない。30勝に近いのはアン・ソンジュ(28勝)、申ジエ(26勝)、全美貞(25勝)の韓国勢だ。宮里藍畑岡奈紗は永久シードや賞金女王は考えず、米ツアーに参戦し、海外メジャーを取りに行った。価値観の違いをどうこう言うつもりはないが、渋野(日向子)や笹生(優花)が海外メジャーに勝つ時代です。国内記録の価値は低下したし、ファンもあまり興味がない。稲見は世界で戦える力があるだけに、永久シードが目標というのはファンからすれば残念ですよ」

 22歳なら「方針転換」があるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々