巨人菅野復活も、エース頼みでV争いは危険な賭け…他の先発9月0勝の元凶に「中5日」説

公開日: 更新日:

 苦しんでいた巨人のエースが復活した。19日の阪神戦で7回5安打1失点。5勝目(6敗)を挙げた菅野智之(31)である。

 これで9月は4戦3勝。今月に入って原監督が「中5日は当たり前」と号令をかけ、先発投手の登板間隔が1日詰まった影響か、菅野以外の山口、戸郷、高橋、メルセデスの4人は9月に入って勝ち星がない。21日の広島戦に先発する山口は、7月7日の中日戦以来、白星から遠ざかり、自身4連敗中。今季4度の登録抹消を経験し、苦しんでいた菅野が“一人勝ち”となっているのだ。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう指摘する。

「戸郷(8勝6敗)とメルセデス(7勝2敗)もそうだけど、先発陣の中で唯一ローテを守り続けている勝ち頭(10勝5敗)高橋の疲労の色が濃いのが気になります。下半身に粘りがなくなり、球持ちが悪くなると、変化球が見極められてしまう。先発陣が1勝もしていないのは、中5日の間隔のせいじゃないかと思えてならない。ここにきてエース菅野が立ち直ってきたのは朗報だが、まだ完全には本来の投球には戻っていないだけに、なおさらです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 9

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  5. 10

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?