大阪国際女子マラソン担当者を直撃「感染爆発の市街でホントに開催するんですか?」

公開日: 更新日:

「今後どうなるかわはわかりませんが、現状、国や府、市から中止の要請がなければ開催します」

■「中止を考える、決める基準はあるのか」

 そこで同日午後、スポーツイベントを担当する大阪市の経済戦略局スポーツ部スポーツ課に「大阪の感染状況も悪化の一途です。大阪国際女子マラソンの大会事務局はこう言ってますが、市がスポーツイベントの中止を決める基準はあるのか」と訊ねると、担当者はこう説明した。

「まん延防止等重点措置や緊急事態宣言などが決まると、大阪府の新型コロナウイルス対策本部専門家会議が行われ、各市町村に通知がきます。そこにイベントや飲食に関して明記されてある。イベントの中止が書いてなければ、市から止めてくださいとは言えない。大会で決まっている感染対策のガイドラインを徹底して行ってくださいということになります」

 昨年は緊急事態宣言下ということもあり、無観客の長居公園内を周回する異例の大会となった。現在コロナ感染の主流となっているオミクロン株の感染力は旧株の3倍ともいわれている。吉村洋文知事はこの日、「大規模医療療養センターを1週間以内に開設したい」と語ったが、今のところマラソンまで頭が回らないのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾