バッハ会長もゾッとしたロシア“鉄の女”コーチの非情ぶり 日本の部活指導者たちはどう思う

公開日: 更新日:

「都内で甲子園常連だった私立高校の野球部監督の言動は、まさにエテリ・トゥトベリーゼ氏そのものでした。全国から中学生の有望選手を集めるのですが、その指導方法は他の選手と競争させ、ついてこられないのであれば見捨てる、というもの。練習中も試合中も選手を怒鳴りつけるのは日常茶飯事。大会にもかかわらず、たった一人に四球を出した投手を交代させるのは当たり前で、初回のプレーボールのサイレンが鳴っている最中、1球投げただけで交代させられた先発投手もいました」

「もちろん、野手もエラーしたら即交代です。頻繁な交代で選手が足りなくなったのか、本来なら捕手が定位置の背番号2番がライト、背番号7番(本来の定位置はレフト)が遊撃手、背番号3番(本来の定位置は一塁手)が二塁手なんて試合もありました。都大会秋季大会の予選を突破した際はレギュラー選手だったキャプテンが、なぜか本大会でスタンド応援していた時には、さすがに対戦チームの監督からも『酷いな』との声が漏れていました。メディアは当時、その采配を『マジック』などともてはやしていたが、冗談ではありません。ミスしてベンチに戻った選手を怒鳴りつけていた姿はエテリ・トゥトベリーゼ氏と変わりませんよ。この監督はやっと引退しましたが、全国の強豪校にはまだまだ同じような人物がいると思いますよ」

 今回の騒動を機に、日本の高校の部活の現場からも、勘違いした「エテリ・トゥトベリーゼ」を排除する機運が高まってほしいものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る