FW上田綺世は窮地の森保Jを救うか W杯へ大一番の豪州戦直前、主力3人離脱の非常事態

公開日: 更新日:

「背水の陣を敷くオーストラリアは勝ち点3を狙って攻勢をかけ、日本ゴール前にハイボールを放り込んでくる。身長183センチの酒井はヘディングの競り合いでも頼りになるが、代役候補の右SB山根は178センチと見劣りし、主戦場の左SB以外に右SBもこなせる長友は170センチと上背のあるオーストラリア攻撃陣との空中戦は分が悪い。酒井は今季Jでも好調を維持しており、戦線離脱は非常に残念な事態です」

 大迫、前田がいなくなって現有アタッカー陣はFWの浅野拓磨(27=ボーフム)、上田綺世(23=鹿島)、大迫に代わって追加招集されたFW林大地(24=シントトロイデン)の3人となった。

 オーストラリア戦で1トップを張るのは代表出場6試合・0得点の上田ともっぱら。だが、代表33試合・6得点の浅野ではなく、最終予選を一度も経験していない上田に大役を任せて大丈夫か?

「上田はシュート、ポストプレー、チャンスメークなど大迫とタイプの似ているオールラウンダー型のストライカー。19日のJ湘南戦では、豪快なミドルシュートを突き刺すなど点取り屋としての幅もグンと広がってきています」(六川氏)

 日本サッカーの命運を握る一大決戦で上田の代表初ゴールを期待してもよさそうだ──。

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