広島・遠藤淳志“自業自得”プロ初完封逃す…9回表に打者で遊ゴロ→一塁まで全力疾走

公開日: 更新日:

 サヨナラ負けの瞬間、広島遠藤淳志(23)は三塁側ベンチで呆然と立ち尽くした。

 昨17日の巨人戦に先発して八回まで3安打無失点の快投。プロ初完封を目指して向かった九回のマウンドで舞台は一気に暗転した。先頭のウォーカー、続く吉川に連打を浴び、4番の岡本和には四球。無死満塁のピンチを招き、交代を告げられた。結局、代わったターリーが中島にサヨナラ安打を打たれてジ・エンドだ。

「直前の九回表の攻撃で広島は1死満塁の好機をつくりながら、遠藤をそのまま打席に立たせた。試合後、佐々岡監督が守護神の栗林に『投げられない理由があった』と説明。抑えの切り札にアクシデントがあって遠藤に代打を送れなかったのは仕方がないとはいえ、打席に立った遠藤がバカ正直に打って出て、遊ゴロ併殺。一塁まで全力疾走した直後のマウンドだっただけにイヤな予感はした。普通なら、遠藤は三振して後続の打者に追加点を託す場面ですよ」(広島OB)

 遠藤は高卒5年目。まだまだ青い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし