巨人2年連続V逸まで「M1」…20発5人達成も、暗黒時代突入の2004年とこれだけの類似点

公開日: 更新日:

 5位巨人の2年連続V逸決定はお預けとなった。

 昨12日のDeNA戦で首位ヤクルトが勝てば完全消滅だったが、敗れたためだ。ただ、残り12試合で1敗もできない状況に変わりはない。

 そんな巨人は11日の広島戦で中田翔(33)が20号を放ち、26本の丸、25本の岡本和、21本のポランコ、21本のウォーカーに続いて今季5人目となった。シーズン20発が5人以上となるのは、2007年の高橋由35本、阿部33本、小笠原31本、李30本、二岡20本以来、15年ぶり4度目の快挙だ。

 20発以上が5人いた過去3回の内訳をみると、07年こそリーグ優勝を果たしたものの、04年は3位、01年は2位でV逸。中でも、ヤクルトの155本に次ぐ、12球団2位の148本塁打を放ちながら、最下位と3.5ゲーム差の5位に沈んでいる今季は、「最強打線」と恐れられた04年と酷似している。この年はローズ45本、小久保41本、阿部33本、高橋由30本、ペタジーニ29本、仁志28本で、チーム本塁打は今でも歴代最多記録の259本。さらに33試合連続本塁打のセ・リーグ記録を作り、リーグトップの738得点を叩き出しながら、25盗塁は同最下位で、チーム防御率は同4位の4.50と投手陣が崩壊したところまで今季とソックリだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性