三笘薫は“万年”ジョーカーかスタメンか…「ヌルヌルドリブル」を殺さない森保監督の戦略は?

公開日: 更新日:

 日本の「切り札」が初のW杯切符を手にした。

 右足首の負傷で所属するブライトンを一時離脱し、その影響が心配されていた三笘薫が代表入り。「(三笘)薫の存在自体が戦術」とまで言う森保監督は、昨年11月のオマーン戦で三笘を初招集して以降、出場した9試合中6試合で途中起用している。日本がカタールW杯出場を決めた3月24日の豪州戦では、後半39分からピッチに立つと、約10分間で2得点。鋭い突破力と決定力で指揮官の期待に応えてきたが、当の本人は「切り札」「ジョーカー」の役割をよしとしていないという。

■「スタメンで出たい」と猛アピール

「代表戦後の会見でも、『先発で出たい?』という報道陣の質問に、『もちろんです』と即答するのが常。途中出場だから結果が出ているーーという見方に忸怩たる思いを抱いていて、『自分ではスタメンでもできると思っている』とハッキリ、口にしています。代表OBや関係者の間でも、“先発すれば守備の負担を強いられ、ここぞというときの突破力に影響する”という声がある一方、“局面を一気に変えられるあのドリブルと決定力をフルに活用しない手はない”と意見は分かれています」(サッカー記者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」