著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

ツアー低迷の原因は…“ぬるま湯どっぷり”日本男子プロに欠ける世界への「チャレンジ精神」

公開日: 更新日:

 これは勝にも言える。

 昨年は日本女子オープンで史上3人目の大会連覇を達成。難コース(千葉・紫CCすみれC)を勝ち抜き、マネジメント力、心の持ち方、ショット力の大切さなど多くを学んだ。それは過酷な戦いが待ち受けるLPGAツアーで、これから先も必ず役立つ。

 勝は昨年暮れに挑戦したQシリーズ5位資格で出場権を獲得し、世界で戦える手応えは十分に掴んでいるはずだ。

 プロアマ問わずスポーツ選手の最終目標は世界の頂点に立つことである。

■ぬるま湯にどっぷりでは盛り上がらない

 アマチュアの馬場咲希が昨年、日本人37年ぶりの全米女子アマを制し、大きな話題を呼んだ。世界での活躍は人々に大きな感動を与えるのは間違いない。

 プロゴルフで女子人気が男子を上回っているのは、単なるブームだけではなく、LPGAツアーに挑戦する日本女子選手の多さも関係している。


 厳しい世界に身を置いて戦う姿勢がファンの関心をかき立てるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々