著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

30歳になった岩渕真奈はスタミナ面に不安…点を奪うための「ジョーカー」として起用したい

公開日: 更新日:

 7月20日に開幕する女子サッカーW杯(オーストラリア・ニュージーランド共催)を控え、欧州遠征中のなでしこジャパン(世界ランク11位)。日本時間8日に21位のポルトガル戦を終え、12日には15位のデンマークと対戦する。

 ポルトガル戦は先制を許しながら、MF長谷川唯とFW田中美南のゴールで逆転勝ちした。今欧州遠征前に7位のスペイン、9位のブラジル、1位の米国にいずれも0-1負けを喫したが、強豪相手の1失点負けは悲観する数字ではないし、米国戦後の6位カナダ戦は3-0で快勝した。

 ポルトガル戦では、中盤のエースに成長した長谷川の守備的なアンカー起用など疑問点も見られたが、それでもきっちり逆転勝ちしたことは評価したい。W杯本大会に向けて好材料となった。

 後半14分、背番号10を背負ったMF岩渕真奈が投入された。

 なでしこが初の世界女王となった2011年W杯ドイツ大会にチーム最年少の18歳で参戦した岩渕も、この3月で30歳となった。このところ度重なるケガにも悩まされており、万全のコンディションでプレーできない状況も少なくない。往年の切れ味、スピード、運動量が失われ、プレーからダイナミックさが、やや消えてしまった感があることを残念に思う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性