Jリーグ「秋春制移行問題」また蒸し返され…結局は「春秋制のまま」が既定路線の深層

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「秋・春制移行問題が蒸し返されたのは、田嶋JFA会長の任期とも関係している」とサッカー関係者がこう続ける。

「任期最終4期目の田嶋JFA会長は来春に会長職を辞し、その後は15年に就任したFIFA(国際サッカー連盟)の理事を27年まで務める。FIFAも傘下のAFCもサッカー界の日程を秋・春制に統一したいと考えており、<田嶋さんがFIFAの理事に専念するに当たって秋・春制を手土産にしようとしている>と話す関係者もいる。もっとも、移行反対派の多いJリーグやJクラブの関係者は今回、あえて検討課題にすることで『デメリットの多さを明らかにし、逆に秋・春制が日本には適していない制度であることを猛アピールするチャンス』と手ぐすね引いているみたい」

 ある関係者に言わせると「田嶋さんの顔を立てて『じっくり検討した』ことにし、移行しないという結論を出すというのが既定路線」。

 最終決定は12月のJリーグ理事会の決議。野々村芳和Jリーグチェアマンと理事8人による多数決で決まる──。

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