西武・山川穂高は「解雇」「起訴」に現実味…強制性交等の疑いで書類送検、気になる今後

公開日: 更新日:

 髙橋弁護士が過去に同様の事案を担当した際は検察側から、書類送検後に聴取の呼び出しを行うまでの間(1~2カ月程度)に示談が成立したか否かで処分内容を決める旨を伝えられたという。

 つまり、示談が成立すれば不起訴になる可能性が高くなるのだ。

「ただし、強制性交罪は起訴するために被害者の告訴が必要ない非親告罪です。被害者の告訴がなくとも、示談をして告訴や被害届が取り下げられても起訴になる可能性はあります」(髙橋裕樹弁護士)

■「ある種の処罰は避けられない」

 最近はジャニーズの性被害問題が世間を騒がせているし、政府も刑法の性犯罪規定を厳格化する方向で動いている。

 山川はWBCで世界一を達成したスター選手であり、妻も子もいる。今回の処分が社会に与える影響は小さくない。裁判所が見せしめのために厳罰処分を下し、ブタ箱行き……なんてことにはならないのか。髙橋弁護士が続ける。

「その点に関しては、山川選手はすでに登録を抹消されている上に、一般の人とは違って、報道等で社会的な制裁を受けていると言っていいでしょう。示談の内容に加え、社会的な制裁を受けているという事情が刑を軽くする方向に働く可能性があると思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?