ヤクルト連敗地獄を「もうひとりの神様」が止めた! 川端慎吾は巻き返しのキーマンに

公開日: 更新日:

 ヤクルトが長いトンネルを抜けた。

 泥沼の12連敗で迎えた1日の日本ハム戦。4番の村上宗隆(23)が初回に適時左前打で先制点を叩き出すと、三回には左中間へ10号2点本塁打を放り込んだ。自らのバットで18日ぶりの白星を手繰り寄せた村上は安堵の表情だったが、その主砲の3打点をお膳立てしたのが、ヤクルトの「もうひとりの神様」、3番の川端慎吾(35)だった。

 昨年6月24日以来のスタメン出場となったベテランは、5打数3安打とチャンスメーク。七回の2死満塁では適時中前打で貴重な4点目を挙げてダメを押した。

「主砲の村上が“村神様”なら、川端は“代打の神様”。一昨年の日本一の際、高津監督が最大の功労者のひとりとして感謝したのが彼でした。代打の切り札として打率.372、代打だけで30本の安打を重ねた。07年に真中満がマークした代打安打のプロ野球記録にあと1本と迫りながら、足の不安を理由に、『ポストシーズンに備えます』とシーズンの残り試合の出場を辞退。自分よりチーム、を地でいくタイプだから、高津監督の信頼が厚い。チームの窮地にスタメンに抜擢され、涼しい顔で期待に応えるのだから大したものです。交流戦ではDHでのスタメン出場も増えるはず」(チーム関係者)

 昨年は打率.175と絶不調に陥ったが、今季は前日まで代打のみの30試合出場で.429、1本塁打、6打点。復活した「代打の神様」が、交流戦での巻き返しのキーマンになりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か