元広島投手の川端順氏が北別府学さんを悼む 十八番の「『アメリカ橋』と『心凍らせて』をハモってくれと言われ…

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 今でこそ当たり前になったが、あの時代、「体のケア」なんて言う人は北別府さんくらい。あの時、言うことを聞いておけば……今でもそう思うことがある。

■“元祖カープ女子”が祝勝会に

 2人とも酒と歌が好きという共通点があった。北別府さんの十八番は「アメリカ橋」(山川豊)と「心凍らせて」(高山厳)。演歌と歌謡曲の中間のような曲を好んだ。オフの恒例だった12球団対抗歌合戦には各球団から2人ずつ参加することになっていて、広島は北別府さんがキャプテン。もう一人として私が指名された。が、私がヘタクソだったため、司会の桂三枝さんに「カープにはもっとうまい選手はいないの?」と突っ込まれ、北別府さんは困ったように頭をかいていた。

 コーチ時代、横浜と名古屋のいい感じのスナックに連れて行ってもらった。「『アメリカ橋』と『心凍らせて』をハモってくれ」と頼まれたので、TSUTAYAでCDを借りて練習をしたのを思い出す。

 86年に神宮球場でリーグ優勝をした際、六本木で行われた選手だけの祝勝会に、ビッグなサプライズゲストが登場した。あの美空ひばりさんである。聞けば、ひばりさんが北別府さんのファンで交流があり、「元祖カープ女子」だという。

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