森保Jは今がバブル! 欧州市場でこれから始まる日本人争奪戦、円安の影響で「6割安」

公開日: 更新日:

鎌田大地は今オフの目玉商品に

 今オフの移籍当確選手といえば、イタリア・セリエAの強豪ACミラン入りが秒読みのMF鎌田大地(26=フランクフルト)である。

 ペルー戦後に欧州に戻り、ミラノで最終的なメディカルチェックを行い、今月中に正式契約を交わすともっぱらだ。現地イタリアでは「ミランは7月20日に米国ツアーに出発して23日にスペインの名門レアル・マドリードと対戦。鎌田の新天地デビューとなる可能性もある」と報じられている。

 鎌田は独1部フランクフルトで2021-22年シーズンのEL優勝の原動力となった。契約が満了して移籍金の必要のないフリー選手として今オフの目玉商品となり、欧州の名だたる強豪が争奪戦を展開。来季のCLに出場するミランとの契約は4年契約・年俸4億5000万円の大商いである。

 前半22分、MF遠藤から横パスを受けて利き足の左足でゴール左に強烈先制ゴールを決めたDF伊藤洋輝(24=シュツットガルト)も移籍市場で注目を集める一人だ。

 所属する独1部シュツットガルトでは左CB、左SB、左ウイングと複数ポジションをこなせる身長188センチの大型選手として欧州内での評価は高く、英プレミアの名門トッテナムへの移籍が、英国内で取り沙汰されている。

 今回の親善試合で改めて存在感を誇示した三笘とMF久保建英(22=レアル・ソシエダ)はどうなりそうか。

「三笘がプレーする英プレミアのブライトンは来季ELに出場。久保はスペイン1部ソシエダードで来季CLに出場。2人とも移籍する、しないと周辺は騒がしいが、個人的には今オフは所属クラブにとどまり、UELやUCLで活躍して自身の価値をより高め、来季以降にステップアップしていくのがベストだと思います」(中山淳氏)

 欧州での日本人人気は、代表歴の浅い選手にまで及んでいる。

 オーストリア1部LASKに所属するFW中村敬斗(22)は今季31試合14得点7アシストと好パフォーマンスを披露。G大阪から移籍金4200万円で欧州に渡り、現在の移籍金相場は11億円と実に「27倍」にまで高騰した。

 3月のウルグアイ戦で代表デビューし、15日のエルサルバドル戦が代表2試合目の新参者に過ぎないが、15日の英有力メディア「デーリー・メール」が「英プレミアにドイツ、フランスにオランダの計9クラブが注目している。そこに英プレミアの強豪リバプールがリストアップして参戦」と報じて話題になった。

 MF旗手怜央(25=セルティック)も、夏の英プレミア入りがウワサされている。日本人選手バブルはこれから本番を迎えそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    森保Jは海外からどう見られているのか…W杯のライバル国、ブックメーカーによる意外な評価

  2. 2

    【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔

  3. 3

    FIFA会長がトランプ大統領に贈った「平和賞」は両者の癒着の象徴…元FIFA職員が史上最悪のW杯抽選会を一刀両断

  4. 4

    【チュニジア】アフリカ予選10戦無失点 堅守が光る「カルタゴの鷲」は日本が苦手とするチーム

  5. 5

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  1. 6

    【ポーランド&ウクライナ】1次リーグF組の最終枠は現時点で未定も「ウクライナが有力」と専門家

  2. 7

    Jリーグ得点ランク上位FWが日本代表入りできないワケ…「森保監督の確固たるポリシー」が背景に

  3. 8

    W杯組み合わせに森保監督「非常に厳しい」…GL初戦はオランダと激突、2位通過が現実ラインか

  4. 9

    W杯初16強の日韓大会で山本昌邦は「トルシエと選手とのフィルター役をこなした」

  5. 10

    元日本代表DF冨安健洋がアヤックスと契約合意報道…森保Jに朗報も「ガラスの肉体」の期待と不安

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった