ヤクルト並木秀尊を支えた「人たらし力」 逆転負けを招く後逸“炎上”の失意から見事再起

公開日: 更新日:

「最近、球団スカウトの方とお話する機会がありまして。あの失策があった後、コーチの方が高津監督に『あれはかなり難しい打球だった』などと、フォローしてくれたそうです。並木は小柄(170センチ、70キロ)で愛嬌があるから、周囲から親しまれやすい子だった。昨オフに母校でやった自主トレには、同期たち十数人が並木のために集まったほどです」

 出身は獨協大で、同大のプロ第1号でもある。大学3年時に参加した大学ジャパン代表選考合宿の50メートル走で全体1位になるなど、俊足が高く評価されていた選手だ。

「高校時代から走力が飛び抜けていたけど、それだけじゃない。成績も学年で1、2を争うくらい優秀で、通知表はオール5。目指せばどこの大学でもいけるくらいでした。獨協大に進んだ理由? ご両親が教員をしていて、本人も日体大を経て体育教師になるのが夢だったみたい。それでも、将来の選択肢を増やすためにも体育教員の免許が取れ、なおかつ学業にも力を入れている学校ということで、推薦入学しました。当時はプロなんてまったく考えてなかったはず。私は教員よりもサラリーマンの方が向いているのかなと思っていたから、ドラフトにかからなかったらNTTに進んでもらおうかと思っていたんですけどね(笑)」

 こう話す長井監督が卒業後も目を掛けているのも、失策後にコーチからフォローされたのも、並木の人柄ということか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    小園はセーフ? 広島「矢野だけ抹消」にファン激怒! “ゾンビたばこ”騒動で不可解な線引き

  2. 2

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  3. 3

    「指名自体が驚き」佐々木麟太郎に米球界の辛辣評価…122.5kgの大食漢は走れず、守れず、肝心の打撃もイマイチ

  4. 4

    ドジャース大谷翔平“満身創痍”の深刻度…本人が「ムリ」と判断し前半戦最終登板と球宴を回避

  5. 5

    広島「不祥事無視」は悪手中の悪手…見えない誠意にファン激怒、企業の信頼問題に発展へ

  1. 6

    星野監督は開口一番に「引退勧告」 俺が“邪魔な存在”であるとヒシヒシと伝わってきた

  2. 7

    広島は「火消し」どころか火に油…強い疑念の矢野雅哉を急きょ抹消も対応のマズさ際立つ

  3. 8

    佐々木朗希に付いて回った“タンパリング疑惑”…ドジャース以外の29球団は「そこまでやるか」と激怒した

  4. 9

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  5. 10

    佐々木麟太郎に「個別育成プログラム」…マーリンズ入りには低予算球団ならではの“うまみ”あり

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    目黒蓮不在のSnow Man、ラウールが"次期エース"へ台頭か「めめラウ」が与え合う影響

  2. 2

    元関取の豊山亮太さん 4年前に土俵去るも、老人ホームの介護士をしながら国家試験目指し猛勉強中

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  5. 5

    松本人志"めちゃめちゃ癌"の心配される健康管理と伸び悩む「DOWNTOWN+」の今後

  1. 6

    国民も気づき始めた皇室典範改正のおかしさ 「愛子天皇」潰しに抗議する市民デモが国会を取り囲む?

  2. 7

    酒浸り、自殺説も出た…サッカー奥大介さんの“第2の人生”

  3. 8

    永尾柚乃は夏休みも「ヒルナンデス!」レギュラー出演でフル稼働 今や事務所の大看板に

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?