エンゼルス6連敗で借金生活…PS進出絶望的なら首脳陣は「大谷サイ・ヤング賞獲り」狙いに

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 大谷翔平(29)が日本時間7日のマリナーズ戦に「2番・DH」で出場。第1打席で中前打を放ち、4打数1安打1得点2三振。チームは延長の末2-3で敗れ、6連敗で借金生活に入った。

 リアル二刀流で出場した4日の前回のマリナーズ戦では右手中指にけいれんを起こして4回で降板。患部の状態が不安視される中、フィル・ネビン監督は大谷を通常通り中5日で10日のジャイアンツ戦で起用すると決めた。

 指揮官が大谷のローテーションを崩さないのは先発陣で最も安定感があるのはもちろん、難敵相手にぶつけて評価をさらに高めたい思惑もあるのだろう。

■次回登板は中5日で10日のジャイアンツ戦

 中5日のローテなら、今季残り9試合で計30試合に登板する見込み。次のジ軍戦以降は、ア・リーグでは西地区首位のレンジャーズ、中地区2位のガーディアンズなどポストシーズン(PS)進出を争うチームとの対戦が控える。

 大谷は6日現在、21試合に登板し、9勝5敗、防御率3.32。サイ・ヤング賞の投票資格を持つ全米野球記者協会(BBWAA)会員が選考で重視する奪三振数は160個でブルージェイズのガウスマン(177個)、ツインズのロペス(165個)に次いでリーグ3位。同様に選手の貢献度を示すWAR(ベースボール・リファレンス版)は3.3で5位。リーグトップのヤンキースのコール(4.9)、レンジャーズのイオバルディ(3.6)らに後れを取っている。

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