誰得? 10戦連続欠場の大谷翔平が「負傷者リスト」にも入らないこれだけの弊害

公開日: 更新日:

 大谷翔平(29)がグラウンドから遠ざかっている。

 日本時間14日、敵地シアトルでのマリナーズ戦のスタメンを外れ、5日に屋外で打撃練習した際、右脇腹を痛めてから、ここまで10戦連続欠場。試合前に会見したフィル・ネビン監督は「彼にとってきょうは、ベストな日ではなかったということ」と説明した。

 12日のマリナーズ戦は「2番・DH」でスタメンに名を連ねながら、その1時間後には、やっぱり患部の状態が思わしくないと、急きょ、出場が取り消された。

 ネビン監督は前日、「彼が私のところに来て『プレーする準備が整った』と言ってきたらプレーをさせる。私は彼が『プレーする準備ができた』と言いに来るのを待っている」と、最終的な出場の可否は大谷に委ねていると明かした。

 指揮官によると、大谷は連日のように室内の打撃ケージでバットを振って患部の状態を確認。12日に急きょ、スタメンを外れたのも、大谷本人が患部をチェックして最終的に欠場を決めたのだという。

 すでにエ軍のポストシーズン進出は絶望的。大谷個人としては2年ぶりのア・リーグMVP選出が有力視されているうえに、本塁打王争いでは2位ロバート(35本)に9本差の44本とリードしており、初の打撃タイトル獲得はほぼ確実。本人がまだ試合に出られないというのであれば、さっさと負傷者リスト(IL)入りして、損傷した右肘靱帯の治療も含めて来季に備えるのが賢明ではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  4. 9

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝