東都のドラフト候補6投手を総まくり! 3試合に12球団スカウト大集結、評価にも異変あり

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 神宮球場は、さながらプロの大品評会のようだった。

 18日の東都大学野球3試合に今秋ドラフト上位候補6人が出場、ネット裏には畑山統括スカウトら4人が顔を揃えた阪神を筆頭に12球団のスカウトが大集結した。

 第1試合の日大戦には東洋大のMAX158キロ左腕・細野晴希(東亜学園)が先発。4回2安打2失点で降板し、ある球団スカウトがこう言った。

「同じドラフト1位候補といっても、細野と青学大の155キロ右腕・常広羽也斗(大分舞鶴)は競合確実のSランク。左で圧倒的な球威を持つ細野は春のリーグ戦前まではダントツの目玉候補でした。ただ、課題の制球難が解消されず、常広に乗り換える球団もいくつかあるようだ。実際、この日も四回に連続四球から2失点。格下の日大に1-6と足をすくわれた。今リーグ戦直前にインフルエンザに罹患、この日が今季初登板だったとはいえ、プロの間でも評価が分かれています」

 第2試合は、中大のMAX155キロ右腕・西舘勇陽(花巻東)と亜大の最速153キロ右腕・草加勝(創志学園)が先発、9回途中9安打1失点の粘投を見せた草加に軍配が上がった。西舘は熱中症の症状が出たため、7回4安打1失点で降板。在阪球団の関東地区スカウトは、「西舘は春のリーグ戦で防御率3点台と不調をかこって心配したが、この秋のリーグ戦では復活の兆しが見える。開幕カードの青学大戦で7回2安打10奪三振。常広との投手戦を制した。スピードもさることながら、6種類以上の変化球はどれもキレ、制球力があり、抑えの適性もあるとみています」とプロの評価も復調気配だ。

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