著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

“忍者”町野修斗が目指す 新天地ドイツ2部からCLレベルのクラブへのステップアップ

公開日: 更新日:

町野修斗(キール/FW/24歳)

 カタールW杯日本代表に追加招集され、26番目の選手として大舞台に参戦しながら出番なしに終わった町野修斗は今夏、ドイツ2部・キールに新天地を見出した。

「海外へ行きたいと思ったのは、昨年9月のアメリカ戦(デュッセルドルフ)で何もできなかったのが一番大きかった。カタールで出られなかった悔しさもあるけど、もっと成長したいと思うなら、外国人の当たりや強度の中でやらないといけないと感じたのは確かです」

 2026年北中米・カリブ海W杯で日本のエースFWになるべく、彼は目の色を変えている。

 三重県伊賀市出身の町野はゴール時の「忍者パフォーマンス」が代名詞。それが広く知れ渡ったのが、2022年だった。

 大阪・履正社高校から2018年に横浜入りしたものの、鳴かず飛ばずだった大型FWは翌年、J3の北九州へレンタル移籍。そこでJ2昇格を果たし、2020年にJ1・湘南へ。2年がかりで力をつけ、大ブレイクして日本代表、W杯に上り詰めるというサクセスストーリーを体現してみせたのだ。

「でもW杯直前のアメリカ戦では、大きな挫折を味わいました。後半45分間の出場でしたけど、DFの腕の強さとか、捕まえられた時にボールを収められないとか、大きな差を感じましたね」

 翌日の取材対応で町野は呆然自失状態。どれだけショックが大きかったかが色濃く窺えた。

 それでも中山雄太(ハダーズフィールド)の負傷離脱によって大舞台参戦の権利を得た。そのカタールでは長友佑都(FC東京)らベテランらに刺激を受け、貪欲にアピールを続ける姿が印象的だったが、結局、出番はなし。

 湘南の先輩・遠藤航(リバプール)らからは「早く海外へ行った方がいい」と勧められ、本人も危機感を強めた様子だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 2

    萩本欽一〈27〉坂上二郎さんは一番特別な人。あのボケは誰にもできないよ

  3. 3

    かつての「打率4割男」は期待外れで戦力外…西武・林安可は母国・台湾野手の低評価を覆せるか

  4. 4

    佐々木朗希と山本由伸は“抱き合わせ”だったのか…ドジャース入りの裏で「謎の日本人」が暗躍

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    佐々木麟太郎に「個別育成プログラム」…マーリンズ入りには低予算球団ならではの“うまみ”あり

  2. 7

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 8

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  4. 9

    (3)「森保監督は『指揮官に必要な冷徹さ』を確固たる信念として持っています」

  5. 10

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁