ゴルフ年間女王目前の山下美夢有は逆転される? 2位・申ジエ有利これだけのデータ

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 今季の女子プロは23日開幕の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(宮崎・宮崎CC)が最終戦。

 年間女王争いは、メルセデスランキング(MR)1位の山下見夢有(22)、2位申ジエ(35)、3位岩井明愛(21)の3人に絞られた。

 平均パットやフェアウエーキープ率など、今季のスタッツ及びで国内で獲得したポイントを見るとトップの山下がダントツ。年間女王に相応しい数字を残している。MR2位のジエは国内ポイントだけならランクは6位相当だが、全米女子オープン2位、全英女子オープン3位などで得た海外メジャーのポイントが大きい(別表参照)。

 MR3位の岩井明愛も、山下とは100.39P差。今大会は公式戦のため優勝400P、2位240P、3位180P。優勝なら文句なし。2位~5位でも逆転女王の可能性はある。

 三つ巴の戦いをツアー関係者はこう予想する。

「岩井明愛は今大会初出場。高麗グリーンと日向灘からの風の読みが難しいコースですからね。ディフェンディングチャンピオンの山下はもちろん優勝候補だが、上位を狙っていた直近3試合は優勝争いの圏外。これは予想外でした。2位の申ジエは4週前こそ予選落ちしているものの、開幕戦を制した今季は好調をキープ。元世界ランク1位は韓国と米国で賞金女王になり、残すは日本だけ。今年は絶対に年間女王になると強い決意で臨んだ。全米女子は4年ぶり、全英女子も7年ぶりに参戦したのはポイントを稼ぐため。本人は『海外メジャー(のポイント)が国内に反映されるとは知らなかった』と言ってましたが、そんなことはないでしょう(笑)。今大会の相性もいい。15年、18年に優勝し、13年からベスト10入りを外したのは昨年(14位)だけ。芝目のある高麗グリーンが得意で、19年フジサンケイ、今季開幕戦にも勝っている。最後に笑うのは申ジエじゃないですか」

 初日のペアリングはMRランキング順の2サム。1位山下と2位ジエは最終組でいきなり火花を散らす。

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