大谷は打率メジャー首位と本領発揮も…「DH独占」でドジャース主力が出ずっぱりの憂き目

公開日: 更新日:

 ドジャースは現在、2位のパドレスに1.5ゲーム差をつけて西地区首位。しかし、チーム防御率3.92は、ナ・リーグ15球団中8位タイ。投手陣が万全ではないだけに、野手がカバーするしかないのだが、打つだけの大谷はともかく、守備の負担もある主力連中がこのまま休みなしに出続けられるとは思えない。特派員のひとりがこう言う。

「中でも負担の大きいのは正捕手で4番のスミスですよ。それに33歳のベテランで三塁守備のお粗末なマンシーはたまにDHで起用して守りを固めたいところですけど、それもできない。トミー・ジョン手術明けのビューラーと左肩手術明けのカーショー、先発として計算の立つ2人が戦列に復帰するまでは、とにかく打ち勝つしかない。チームで最も好調な大谷をスタメンから外すのは難しいという判断が働いているのでしょう」

 25日のナショナルズ戦を前に報道陣に対応した大谷は「基本的に打撃(のリハビリ)は終わっているので、フィールドでどれくらい強度を高く保てるか、毎試合出られるかというところにフォーカスしています」と話したが、大谷がこのままDHで出場し続ければ間違いなく波紋が生じる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

  2. 2
    86歳日枝久氏が居座り続けるフジテレビの未来…視聴率は低迷し営業利益は約30%減

    86歳日枝久氏が居座り続けるフジテレビの未来…視聴率は低迷し営業利益は約30%減

  3. 3
    立ち食いそば店の60代“深夜ワンオペ”は命がけ…敬遠されるのも無理はない

    立ち食いそば店の60代“深夜ワンオペ”は命がけ…敬遠されるのも無理はない

  4. 4
    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

  5. 5
    維新ダサすぎ!都知事候補擁立を断念…女帝に陳腐な取引打診も“ガン無視”される

    維新ダサすぎ!都知事候補擁立を断念…女帝に陳腐な取引打診も“ガン無視”される

  1. 6
    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 7
    ロッテ佐々木朗希「省エネ投球」の謎解き…フルパワーのシーズンフル稼働は到底無理

    ロッテ佐々木朗希「省エネ投球」の謎解き…フルパワーのシーズンフル稼働は到底無理

  3. 8
    協会はテレビ各社にケンカを売るように「放映権をよこせ」と迫り過去最高益「5億円超」を叩き出した

    協会はテレビ各社にケンカを売るように「放映権をよこせ」と迫り過去最高益「5億円超」を叩き出した

  4. 9
    「燕は戻ってこない」桐野夏生著

    「燕は戻ってこない」桐野夏生著

  5. 10
    なぜ大谷の評価は「いまひとつ」なのか…現地メディアの根底に「安打じゃ満足できない」米国人気質

    なぜ大谷の評価は「いまひとつ」なのか…現地メディアの根底に「安打じゃ満足できない」米国人気質