阪神・青柳晃洋は移籍か、残留か…今オフFA権行使を左右する「マウンドからの景色」

公開日: 更新日:

「通算防御率が2.50以下と、最も相性がいいのがバンテリンドーム。中日の首脳陣によれば、ナゴヤでの青柳は、甲子園で投げる時よりボールに角度があり、ツーシームやシンカーのキレが増すそうです。理由として考えられるのは、マウンドの傾斜です。甲子園もナゴヤも高さ自体はさほど変わりませんが、ナゴヤの方が傾斜が急です。同様に得意としている京セラも、ナゴヤに近いイメージ。マウンドから見える景色は投手ごとに違いますが、たとえば左腕の大竹はナゴヤのマウンドについて『甲子園とは全然違う。凄く高くて、傾斜があって固い』と言っている。青柳は傾斜が急な方が投げやすいのかもしれません」

 阪神では、甲子園のバックネットのフェンスの低さを気にする投手もいるという。

「青柳がどう感じているかはともかく、甲子園は他球場よりフェンスが低く、マウンドからほぼ同じ目線で観客が見えるほど。フェンスが高いほうが捕手までの距離を近く感じる投手も少なくありません」(同)

 この日の青柳は甲子園で4回途中5失点(自責2)。阪神は中日、オリックスの横槍を警戒した方がいいかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議