著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

滑り込みで南アW杯メンバー入り…「初戦のスタジアムに向かうバスの中から感極まっていた」

公開日: 更新日:

 国際Aマッチ出場31試合.1得点──。史上最多の出場152試合を誇る遠藤保仁(G大阪コーチ)を筆頭に100試合超えの選手が8人いる中、松井の数字は信じがたいものがある。「自分は代表になかなか定着できずに苦労しましたね」と本人も苦笑する。改めて2003年から11年までの代表生活をひもといた。

  ◇  ◇  ◇

 松井の代表デビューはジーコジャパン時代の2003年6月のコロンビア戦。直後の03年コンフェデ杯(フランス)にも同行。05年11月のアンゴラ戦の決勝弾で代表初ゴールを奪う。これが代表唯一のゴールとなった。

「(中村)俊さん(横浜FCコーチ)が逆サイドに蹴って、それが大きかったので『この辺り(にファーからの折り返しが来るの)かなぁ~』と。ごっつぁんだったのでみんなに感謝したい」

 こう彼らしい言い回しで喜びを語った松井だったが、06年ドイツW杯メンバーから落選した。

「メンバー発表の時、周りに何人かいたんで、あんまり悔しい顔をするのも嫌だったけど、やっぱりガックリきたのかな……。W杯までアピールしなきゃいけないと思っていたから、目標がなくなってモチベーションが上がらなくなりましたね」

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