なぜ女子ゴルフ界にスライサーが増えた?桑木志帆も持ち球で「資生堂レディス」リベンジV

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 小柄な選手が多い女子プロ界では、右方向に打ち出して、左へ戻ってくるフック打ちが主流。ボールがよく転がり飛距離が稼げるからだが、最近はその逆にスライス系のボールで攻める選手が目立つようになった。

 フェード打ちの石井明義プロがその理由をこう語る。

「ドライバーもそうだが、特にピンを狙うアイアンはフックより、スライス系のボールの方がコントロールしやすい。しかも最近の7番は昔の5番くらいロフトが立っているので飛距離が出る。ボールもよくなっているし、今の女子プロはトレーニングで体を鍛え筋力もある。フックを打たなくても飛距離が大きく劣ることはなくなったのが理由でしょう。スライス系のボールの方がグリーンで止めやすく、ラフからでもクラブの抜けがいい。ピン位置が難しい右奥でも攻めやすい。米女子ツアーで戦う古江彩佳(24)もフック打ちだが、今年はショートアイアンでフェードも打っている。米国でその必要性を実感したからでしょう」

 今後はスライサーが激増するか。

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