著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

想像を絶した新天地ベトナムの隔離生活 窓のない部屋にカンヅメ、体重が3キロ減った

公開日: 更新日:

 横浜FCでの3年間にはFWカズ(三浦知良=JFL鈴鹿)やMF中村俊輔(横浜FCコーチ)と再共闘。J1昇格やコロナ禍など多くの出来事に直面した。ポジションも前線からボランチに下がり、リベロやSBにも挑戦。年齢に応じた円熟味のあるプレーを見いだしつつあったが、2020年12月に3度目の海外挑戦に打って出た。

  ◇  ◇  ◇

 2018年1月に加入した横浜FCでは最初の2年間、J2で戦って2020年はJ1でプレーした。2019年こそ24試合.2ゴールとコンスタントに活躍した。しかし、その前後はケガにも見舞われ、思うような実績を残せずに苦しんだ。

 40歳目前になり、身の振り方も真剣に考えるようになった2020年11月。ベトナム1部に所属するサイゴンFCから興味深いオファーが届く。

「オーナーが明確なビジョンを伝えてくれ、トントン拍子に移籍話が決まりました。僕自身、2020年はJ1で3試合しか出ていなかったし、やはりサッカー選手である以上、ピッチで何も表現できない状況に悔しさが込み上げていました。だからこそ、再び海外からオファーをもらって凄くうれしかったですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?