女子卓球・早田ひな「混合ダブルス初戦敗退」がシングルスや団体でプラスに転じる可能性

公開日: 更新日:

 パリ五輪卓球女子シングルスの早田ひな(24=世界ランク5位)が28日の1回戦で同84位のイタリア選手に圧勝。五輪初勝利を挙げ、2回戦に進出した。

 前日27日に男子の張本智和(21)と組んだ混合ダブルスで北朝鮮ペア相手にまさかの初戦敗退。金メダル候補に挙げられながら、2021年東京五輪での水谷隼伊藤美誠に続く日本勢連覇の夢があっさりとついえたばかりだったが、「いろいろな技術も試せたし、いつも通りの試合をすることができた」とショックを引きずらなかった。

「張本・早田の『ハリヒナ』ペアは世界ランク2位の金メダル候補だっただけにまさかの敗戦でしたが、初戦敗退は前向きに捉えることもできる。五輪の卓球は27日から8月10日まで男女シングルス、混合ダブルス、男女団体が休みなく行われるハードスケジュール。特にシングルスと混合ダブルスは同時並行で行われるため、全3種目に出場する早田も張本も過密日程との戦いを強いられるはずだった。東京五輪の混合ダブルスで日本初の金メダルを獲得した伊藤美誠も、前回大会では混合ダブルス決勝から12時間後にシングルス初戦に臨み、混合ダブルスの優勝インタビュー中にシングルスに向けて『気持ちを切り替えていた』と言っていた。肉体的にも精神的にも消耗が激しいだけに、混合ダブルス初戦敗退は悔しいでしょうが、シングルス、団体のことを考えれば、マイナスではないでしょう」(スポーツライター)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」