《オオタニは本当のチームプレーヤーだ》指揮官大絶賛 「自己犠牲」と「44‐46」両立が示す価値

公開日: 更新日:

「追い込まれたらバットを短く持っている。とにかく勝ちたくて仕方がないんだ。こういうことが好結果につながる。彼は本当のチームプレーヤーだ」

 ドジャースのロバーツ監督がこう言って絶賛している。「彼」とは大谷翔平(30)のこと。日本時間3日のダイヤモンドバックス戦で二ゴロを打って、走者を三塁に進めたスタンスを評価しているのだ。

 翌4日のエンゼルス戦も然り。1点を追う三回1死一塁では2ストライクと追い込まれると、わずかだが、バットを短く持ってカーブを振り抜いた。これが結果として右翼線適時三塁打となり、チームは同点に追い付いた。

 大谷のアタマの中身は基本的に米国人だ。マッチョがもてはやされる米国で人より速い球を投げ、人より遠くに打球を飛ばしたいと考えている。

 しかし、オフにプロスポーツ史上最高額の総額1000億円超でドジャースに移籍。11年連続プレーオフに進出中のチームでプレーしているだけに、勝利に貢献するのが当然という立ち位置になった。一発狙いでバットを振り回してばかりもいられないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」