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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

59歳で亡くなったイタリアW杯得点王スキラッチさんを悼む…ジュビロ磐田で日本サッカーを叱咤激励

公開日: 更新日:

 特異なゴールへの嗅覚を生かし、ペナルティーエリア内での1タッチシュートが武器だった。

 これは、1982年スペインW杯優勝メンバーのひとりで得点王(計6得点)にも輝いたFWパオロ・ロッシと同じ。

 体のサイズの大きさを問わないイタリアらしいストライカーの系譜でもあった(スキラッチは身長171センチ、ロッシは176センチ=2020年12月9日に64歳で逝去)。

 そんなスキラッチが1994年のJリーグに参戦した。

 Jリーグの誕生から1年遅れで昇格したジュビロ磐田の"目玉選手"であり"切り札"でもあった(イラン代表FWアリ・ダエイの入団が進まなかったという事情もあった)。

 しかし、当時すでに29歳。爆発的なスピードがあるわけでもなければ、ブラジル人選手のように華麗なテクニックがあるわけでもない。

「周囲のお膳立てがあってこそ生きるストライカー」と思っていただけにJリーグで成功するかどうか、半信半疑だった。

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